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(10)カタツムリの殻に学ぶ汚れないタイル
再生時間 14分 制作年度 2010年様々な汚れを水で簡単に洗い落とせるカタツムリの殻や、湿度を調整して常に快適な状態に保つシロアリの巣。これらは、汚れにくい外壁や湿度を一定に保つタイルとして実用化されています。地球に負荷をかけないライフスタイルを自然の中に探しに行こうという「ネイチャーテック」の考え方を、東北大学・石田教授に語っていただきます。
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(9)ホタルの光に学ぶ次世代ネットワーク
再生時間 14分 制作年度 2010年私たちの生活を支えているコンピュータ・ネットワーク技術。その一方で生じている数々の問題を、生物のしくみに学んで解決しようという研究が今、進められています。その事例として、蛍の点滅同期をヒントにした、無線「アドホック」ネットワークの効率化の研究成果を見ていきます。
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(8)蛾の眼に学ぶ無反射フィルム
再生時間 14分 制作年度 2010年暗闇でも活動できる蛾は、光の反射がとても少ない眼を持っています。光が反射しない秘密は、蛾の眼表面にあるナノサイズの多数の突起にあります。この蛾の眼の構造を応用して開発された「モスアイフィルム」は、貼るだけで反射を低減する効果があり、液晶モニターや携帯電話、太陽電池などへの適用が期待されています。
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(7)マグロの皮膚に学ぶ船用塗料
再生時間 14分 制作年度 2010年水中を高速に泳ぐことができるマグロ。ぬるぬるした体表面が水の摩擦抵抗を減らしていると考えられています。マグロの皮膚にヒントを得て、海中でぬめりを出す「マグロ塗料」が開発され、多くの船に使われ始めています。「マグロ塗料」のメーカーを訪ね、製造工程や試験の様子を見ていきます。
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(6)ヤモリの足に学ぶ“くっつける”技術
再生時間 14分 制作年度 2010年壁や天井を、まるで忍者のように自由自在に歩きまわるヤモリ。どこでも「くっつく力」の正体は、ヤモリの足裏の細かく硬い毛と壁や天井との間に働く、「ファンデルワールス力」であることがわかってきました。ヤモリの足にヒントを得た「くっつける」技術は、粘着テープ、通称「ヤモリテープ」の開発等、様々な成果を生み出しつつあります。
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(5)オジギソウの動きに学ぶ高分子アクチュエーター
再生時間 14分 制作年度 2010年アクチュエータとはエネルギーを動力に変える機器のこと。イオンの移動を利用して力を発生する高分子アクチュエータは、オジギソウが葉をたたむのと同じ原理を使って開発された動力源です。静かで小さく、生物の「やわらかい」動きを実現できる高分子アクチュエータは、点字ディスプレイ等への応用も進められています。
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(4)カイコの糸に学ぶタンパク質製品
再生時間 14分 制作年度 2010年カイコが作る糸、シルク(絹)。高級繊維として、かつて日本の代表的な輸出品だったシルクですが、現在その生産量は大きく減っています。しかし、シルクタンパクには静菌性や紫外線遮へいなどの優れた機能があることが近年わかってきました。機能性に着目したシルクの新たな利用を進めようと言う、東京農業大学・長島孝行教授の研究を紹介します。
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(3)魚の群れに学ぶぶつからない車
再生時間 14分 制作年度 2010年障害物を避け、お互いにぶつかることなく泳ぐ魚の群れ。一見複雑に見えるこの動きは、近づきすぎない、離れすぎない、周囲と併走する、と言う3つの単純なルールによるものです。今、魚の群れのルールを使って、衝突事故や渋滞を起こさない自動車の研究が始まっています。プロトタイプ・ロボット「EPORO」を通じて、未来の車の姿を見ていきます。
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(2)ヘビの動きに学ぶ実用ロボット
再生時間 14分 制作年度 2010年ヘビは手や足がないのに、なぜ進むことができるのでしょうか。そんな疑問から生まれたのが、東京工業大学・広瀬茂男教授による「ヘビ型ロボット」です。番組では、ヘビが進むしくみと、そのしくみを応用したヘビ型ロボットの特長を紹介します。狭い場所でも進むことができるヘビ型ロボットは、災害救助などへの実用化も期待されています。
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(1)フナムシの脚に学ぶナノ材料開発
再生時間 14分 制作年度 2010年脚を使って足下の水を吸い上げるフナムシ。水を自在に操るフナムシの足にヒントを得て、少ないエネルギーで水滴を固定したり、動かしたりする新しいナノ材料の開発が東北大学・下村教授の研究室で行われています。生物や自然に学び、科学技術に応用する「バイオ・ミメティックス」の世界を探っていきます。