-
(7)自然との共生【後編】100年の森づくり 東京・明治神宮
再生時間 15分 制作年度 2015年東京都渋谷区、原宿駅前の雑踏のすぐ横に明治神宮があります。明治天皇・昭憲皇太后を祭るため1920年に創建され、およそ70万平方メートルの豊かな森が広がっています。この森は人の手によって造られた人工の森です。2011年に行われた境内総合調査で確認された生物の種類は、2840種。100年前に東京の中心部で人工の森をつくった、科学の遺産を考えます。
-
(7)自然との共生【前編】地下水の恵みと暮らす 熊本・阿蘇山麓
再生時間 15分 制作年度 2015年※この番組は2015年度(熊本地震以前)に取材したものです。
現在、人口70万を超える大都市である熊本市の水道水は、全て豊富な地下水によって賄われています。このような、世界でも稀に見る地下水に恵まれた街、熊本。この豊かな水に秘められた科学の遺産とはなんでしょうか。 -
(6)ものづくりの精神【後編】国産旅客機への挑戦 YS-11
再生時間 15分 制作年度 2015年戦前の日本は軍用機分野で、数多くの航空機を生み出すなど世界屈指の航空技術を持っていました。そして、戦後しばらくの間禁じられていた航空技術を、再び結集して作った戦後初の国産旅客機があります。それがYS−11です。
「日本の空を日本の翼で」のキャッチフレーズとともに登場し、東京オリンピックの聖火など、たくさんの人々の夢を運んで活躍した思い出深い旅客機、YS−11が遺した科学の遺産について見ていきます。 -
(6)ものづくりの精神【前編】酸化鉄「ベンガラ」の夢
再生時間 15分 制作年度 2015年日本の美を彩る色、赤。
その素となる原料の一つが「ベンガラ」です。
このベンガラの正体、実は酸化鉄。つまり鉄錆です。この古来から使われてきた素材にどんな科学の遺産が見いだせるのでしょうか。 -
(5)未知への挑戦【後編】物質の成り立ちを探る 粒子加速器
再生時間 15分 制作年度 2015年この宇宙や物質、生命は何からできているのか。物質を小さく切り分けていったその果てには何が残るのか。古代の哲学者たちが投げかけたその謎に取り組んできたのが物理学者たちでした。
その研究を大きく飛躍させた実験装置、それが粒子加速器です。近代の物理学が残した科学の遺産とは何かを考えます。 -
(5)未知への挑戦【前編】深海を探る調査船・しんかい2000
再生時間 15分 制作年度 2015年1981年に完成し、長く海洋調査の第一線で活躍した「しんかい2000」。水深2000メートルの海底まで潜航可能な、日本初の本格的な有人潜水調査船です。日本周辺の海域で次々と新しい発見をし、大きな成果を挙げました。
深海研究の発展に大きく貢献した、「しんかい2000」。その科学の遺産は、未来にどのようにつながっていくのでしょうか。 -
(4)江戸の科学教育【後編】和算の発展
再生時間 15分 制作年度 2015年現在私たちが学ぶのは西洋で完成された数学ですが、日本にはもともと和算と呼ばれる日本独自の数学がありました。今その価値が見直されようとしている和算。和算が私たちに残したものを考えます。
-
(4)江戸期の科学教育【前編】緒方洪庵~大阪の医の精神~
再生時間 15分 制作年度 2015年江戸時代に緒方洪庵が開いた適塾は、西洋の知識を教えるとともに、日本の医学と公衆衛生学に先駆的な業績を残した蘭学塾でした。大阪、江戸、そして長崎でも蘭学を収めた緒方洪庵。洪庵が大阪に開いた適塾がわたしたちに遺した、科学の遺産について考えます。
-
(3)災いを活かす【後編】大地震を乗り越える 阪神・淡路大震災
再生時間 15分 制作年度 2015年1995年1月17日、午前5時46分。戦後初めての大都市直下型地震である兵庫県南部地震が発生し、神戸市を中心に阪神・淡路大震災をもたらしました。阪神・淡路大震災の経験や、その科学的な研究から私たちは何を未来に受け継いで行けるのでしょうか。
-
(3)災いを活かす【前編】公害を乗り越える 栃木・足尾銅山
再生時間 15分 制作年度 2015年江戸時代から開かれた足尾銅山は、明治政府によって積極的な鉱山開発が行われ、昭和48年(1973年)まで操業を続けました。一方で、銅の採掘により流れ出た坑廃水や、製錬による亜硫酸ガスの排出で、周辺の環境に悪影響を与えた、いわゆる足尾鉱毒事件が起こります。これは日本で初めて起きた公害でした。こうした公害に対して、どのような対策がなされたのか、そのための技術がどのように遺されてきたのかを見ていきます。
-
(2)水のインフラ【後編】不毛の大地に水を届ける 台湾・嘉南平原
再生時間 15分 制作年度 2015年台湾総督府は、大規模な農業生産によって台湾を日本の食料供給基地にするため、この嘉南平原の灌漑事業を計画しました。それを実現するための構想を練ったのが工学者の八田與一です。この、当時としてアジア最大規模の巨大水インフラは「嘉南大シュウ」と名付けられました。そこにはどのような科学の遺産が秘められているのでしょうか?
-
(2)水のインフラ【前編】仙台の暮らしを支えた水技術
再生時間 15分 制作年度 2015年水は、生命と文明を育む上で欠かすことのできない天然資源であり、水資源に対しては昔も今も様々な技術開発が行われています。その中でも、人々の暮らしや産業に水を届け、使った水を海へもどす「水のインフラ」に関する先人達の知恵や技術は、現在も受け継がれています。
今回は東北の仙台を舞台に、先人が遺した水インフラの遺産を見ていきます。 -
(1) エネルギー【後編】原子力・廃炉技術の挑戦
再生時間 15分 制作年度 2015年1963年10月26日に運転を開始した動力試験炉JPDRは原子力開発のパイオニアとしての役割を果たしました。同時に役目を終えた原子炉の解体技術の開発という、もう一つの重要な役割も担いました。廃炉ための実験施設として利用されたのです。廃炉という日本の原子炉が避けて通れない問題に、JPDRの経験は、私たちにどのような科学の遺産を残してくれたのでしょうか?
-
(1) エネルギー【前編】石炭技術の挑戦
再生時間 15分 制作年度 2015年人類は様々なエネルギーを利用して、技術や産業を発展させてきました。中でも石炭は、産業の近代化を支えた、エネルギー資源の花形でした。しかし21世紀に入り、今、私たちは地球環境への対策という課題を投げかけられ、石炭技術も革新を迫られています。
かつて産業を支えてきた石炭技術を、どう未来につないでいくのか、それらが残した科学の遺産について考えます。